セレブリティ・ミレニアム号が新潟東港に寄港しました。
全長294m、船幅32m、総トン数9万1千トン、定員2,038名 乗組員数999名。
私がこの目でみた最大級の船です。建造は2000年。
とにかくでかいの一言。たびたびお越しになる飛鳥なんてもんではありません。
横浜を出港し、長崎、釜山を経由し、新潟に到着。9日かけての日本1周ツアーの6日めとなるそうです。
今回は市議会の港湾議員連盟の1人として、クルーズ船の視察をさせていただくこととなりました。
観光親善大使の小松さんとの記念撮影。
とここまでは良かったのですが、実はこのあと2時間の待ちぼうけを食らうことに。
船内で「緊急避難訓練」が行われたとのことなのです。緊急避難訓練は義務化されているらしいのですが、「緊急」はあくまでも関係者に事前通告を行わないことが前提らしく・・・。確かに心の準備のできた避難訓練では効果半減ですものね。これはすばらしいこと。
しかし、2時間は長かった・・・。船内にはパスポートが必要となり、預けてしまった後の2時間待ち。
この日差しの中、立ち尽くすこととなるのです。
でも待ったかいはありました。まずはエレベータに乗って12階に。そこで待ちうけるものはこの景色となります。
そして屋上はこんな感じでした
屋外でも温度管理は徹底しているようで。皆水着で日光浴でした。
中はこんな感じです。
ホールやサロンがあったり
残念ながら客室は見れませんでした。共用部はこんな感じです。
カジノがあったり
フィットネスがあったり
カウンターバーがあったり、ラウンジがあったり
さて、肝心の経済効果はどうなんでしょう。下はロシア人向けオプションツアーの案内。
今回の新潟は12のオプションツアーがあったそうです。バス12台。2,000人の乗客のうち600人がこのオプションツアーを使っています。どうも結構下船していない人々もいらっしゃるようで。乗船客の約7割が日本人ということもあり、タクシーで自分の好きな所へ向かった方もいらっしゃるようですが。
ひとり1万だとすると・・・600万? う~ん。
さて、オプションツアーのNO1はどんなツアーだったのでしょう。
なんと1番人気は「五泉のチューリップ畑」2番人気は「新発田城」だそうです。
チューリップ畑はパンフにもあったので(というか新潟だけが花の写真。他にないのかしら)何となくわかるのですが、外人さんはやはりお城が好きなんだなあ。でも新発田城を見てどう思うんだろ・・・。
このクラスの船が入ってきたことで「先ずは良し」としなければいけませんね。
一番賑わっていたのはこのゾーン。FREE WI-FIエリアでした。
この船は明日青森、明後日仙台を経由して横浜へ向かいます。
ツアーは9日間で一番お安いクラスは11万円から 高いところは100万まで。別途は寄港料、港湾施設使用料、チップ等とのことです。1泊1万ちょっとで日本1周できることを考えれば、お得感もあるようです。
この船が停泊したというステイタス感は満載でしたが、ちょっと考えさせられる視察となりました。