活動報告

【私の考え】27年3月JC討論会~農業特区についての回答

投稿日 2015年8月5日

1、「新潟の農業が発展していくために国家戦略特区の指定を活用していくべきである。」
回答
新しい日本農業の先駆として、新潟市が競争を勝ち抜き、都市部として唯一農業特区に指定されたことは大変意義の深いことであり、その効用は大いに活用すべきであると思います。反面、我々は重い責任を背負ったということも自覚しなければならないと思います。
しかし、特にコメ作り中心の中小営農者が大半を占める新潟市の農家にとって、本当にメリットがあるのかどうか・・・不安の方が先立つというのが、地域の声、現状であると判断いたします。
新潟市の約9割が田んぼ、農家数約1万3千戸のうち専業農家が10%強、大多数が兼業となります。私の住む中野小屋地域でさえ、専業農家は2割程度であるということが現状です。この大多数の農家を犠牲にして急進的に農業特区を進めること、活用することはあり得ません。地域の崩壊につながります。

企業の参入を容易にすることも結構であると思いますが、事業として成り立たなくなった場合はどうなるのか。その先の保全も想定しながら、企業が地域の一員として、社会貢献をしていただく形を行政は促していくべきであると判断いたします。

ローソンさんの田んぼは5町歩からのスタートとお聞きします。
先ずはそこから少しずつじっくりと。これが新潟市のとるべき姿ではないでしょうか。
そういう意味で、私は現状を考えれば、時間をかけて生産者と向き合い、対話を重ねていくことが必要であると考えます。

私も新潟に戻ってから、家庭菜園を営みながら暮らしています。農家の方々にご指導をいただきながら、100坪程度の畑で野菜を作っています。本当に大変です。
12次産業化という新しい言葉もあるようですが、地産池消の徹底、子供、親世代に向けた「食の教育」の徹底、新しい農業従事者の育成など「農業特区」としての新潟市をブランド化していくことも併せて推進させるべきであると考えます。

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