活動報告

明けましておめでとうございます

投稿日 2018年1月1日

明けましておめでとうございます。

平成30年がいよいよ幕を明けました。今年1年が私にとって、皆さまにとって、新潟市にとってどんな年になっていくのか。私自身は1日1日を大切に、そしてできれば丁寧に、自分の役割を全うすべく頑張って参る所存です。

平成30年度の議会活動に向けて

財政問題について、平成30年度の予算編成にあたり、報道等で本市の大変に厳しい現状が報じられています。確かに基金残高がほとんど無くなっていることを考えれば、真っ向から否定できる現状ではないことは事実です。大変に厳しい交渉となることが予想されますが、必要なものは必要だと訴える力も我々には強く求められている。併せて、将来に向け、切り詰めなければいけないものは切り詰める。この強さも同時に求められる現状を忘れてはいけません。いずれにせよ難しい局面が続くものと思いますが、政令都市である新潟市が沈んでしまうことが無きよう、厳しい提言をさせていただく所存です。

人口問題について、昨年本市で出生した赤ちゃんの数はついに6,000人を割り込むことが想定されます。合併政令市となって11年、約1割強の出生数の減少となりました。都市の魅力を再構築するなかで、社会動態をプラスにしていかなければ、予想されている人口予測を大きく下回る状況も遠からず現実的なものになっています。子どもを生み育てる環境、働きながら「安心して」子育てができる環境整備は勿論のことですが、その現状を隠すことなく客観的にお伝えするなかで、将来の子どもたちに繋いでいくことをより加速しなければいけないのでしょう。活気ある新潟市の未来ビジョンを再度現実的に見つめなおすことが必要だと判断いたします。

高齢化社会に向けて、これは本市だけでなく日本全体の抱える問題であることは言うまでもありません。今年70歳を迎えるいわゆる「団塊の世代」の方々は約1万4千人。先ほどの赤ちゃんの数の倍以上いらっしゃるのです。その方々が健康で楽しく「安心して」人生をお過ごしいただくために、地域の皆さまとの協同がどうしても必要な状況であることはご理解いただけることであると思います。限られた予算を効果的に配分する必要もありますが、「楽しく使っていただく」魅力ある空間、ソフトの提供も考えていかなければいけません。また、老老介護や認知症など現実的に増加する社会問題に対してもスピード感をもって、「先手を打つ」ことが必要であると判断いたします。

都市の魅力増進について、新潟駅の高架化事業、中央環状道路の整備など、都市インフラ整備が進捗していますが、その整備を効果的に活かすためにも、現在行われているソフト施策との連動を点検しながら、より効果的な施策を打っていく必要があると判断いたします。特に民間企業の力を引き出すためにはどうすれば一番効果的なのか。「民間活力を引き出す効果的な投資」とそれを引き出すための「施策の展開」この両者の連動がより必要であるし重要である。主役は役所でなく、民間なのです。

魅力ある地域社会に向けて、「市民主導」「協働社会」これは間違いなく大切なことであると思いますが、あまりにそれを強くだしすぎることも「如何だろうか」と私は判断いたします。全てを地域で判断すること、これにはやはり限界が生じますし、地域間の格差が逆に拡がってしまうことにもつながりかねません。「政治的な決断」「強い判断」が求められる局面は、これからの厳しい状況化では増えてくるのではないでしょうか。そのためにも、やはり「開かれた新潟市、新潟市議会作り」を進めなければいけません。

具体性のある、実行性のある施策をこれからも提言させていただく所存です。

本年もよろしくお願いいたします。

議会報告

市政報告PDF一覧
障害当事者がアクセシビリティチェックをしています
この製品は障害者が制作に関わっています

ページの先頭へ

以下、検索エンジンの表記揺れ対策用文字列です。田村,たむら,要介,ようすけ,田村要介,たむらようすけ, 田村ようすけ