活動報告

7月23日 フードバレーとかち視察レポート

投稿日 2015年8月30日

視察が続きました。少しずつ視察のレポートを記載していきます。
まずは7月23日、帯広市役所にて「フードバレーとかち」の取り組みについてご報告です。
十勝地方は帯広市を中心とした19市町村の総称です。「スライスチーズといえば十勝」というようにその地域名称は商品名としてもブランド化されています。

□フードバレーとかちについて
1)目的
十勝全体地域は岐阜県とほぼ同じ広大な面積を保有しているが、人口は約35万人。(人口密度は32.1人/km2)今後は、他都市と同様、人口減、特に年少人口の大幅な減少が見込まれており、大変厳しい状況は変わりません。
十勝の強みを活かした街づくり、活性化が必須であった。
2)背景・経緯
十勝の歴史は、明治以降の開拓の歴史である。その土壌の中、現在は、おもに小麦、甜菜(てんさい)、豆類などの大規模農業が中心の地域である。「とかち」は特に乳製品などその名称はブランド化されており、数多くの企業が商品名に「とかち」を入れて販売している。ただ実際は、農畜産物のほとんどが加工されずに本州へ運ばれているのが実情であり、生産-加工比率は大変低いという現状があった。生産だけでなく、十勝を「食に関連するものが集まる場所」としてブランド化するために「フードバレー構想」が立ちあがっている。
●経過
・平成19年 「産業連携室」を帯広市役所内に設置
豊富な一次産品など地域資源の付加価値化や新産業・新技術の創出による地域産業の振興と経済の活性化を図るため、各産業間の連携、複合化を支援することを目的とした
・平成22年「フードバレーとかち」がスタート
・平成23年 国際戦略総合特区に指定 
・平成25年 バイオマス産業都市に指定

3)組織体制
当初は帯広市役所内に「産業連携室」を設置し、そこを窓口として取り組みを行ってきたが、平成22年のフードバレーとかちのスタートとともに、プラットフォーム型の「フードバレーとかち推進協議会」という協議会を立ち上げ、行政と連携して地域企業、団体を支援している。
協議会の構成メンバーは帯広畜産大学、地元農業商工団体、金融機関等々41団体で構成。

4)これまでの取り組みと効果
・十勝型スマートアグリの事業展開
 宇宙産業との連携で農業情報サービスの展開、効率化 300社以上。
 農畜産物の海外輸出に向けた取り組み支援。大学との研究協定締結。
・食の価値を創出する。
 民間企業との包括連携協定締結、十勝型アグリバイオクラスターの形成、新商品の開発支援、酒文化再現プロジェクト等
・十勝の魅力を売り込む
 地元フェアの開催、飲食店とのマッチング事業、ロゴマークの作成、都会への広告、ブランド化。十勝産の輸出展開(おもにシンガポール)等々
・フードバレーとかちの人材育成
チャレンジ支援事業の推進(若手農業人を海外研修へ。年10人程度)

5)今後の課題、取り組みなど
取り組みから約10年、運用開始から約5年が経過しているが、農畜産品が加工、輸出に適していることや、周辺の研究機関が発達している点、大規模経営の農家が多いことなど、取り組みの成果が比較的に出しやすい状況であるということは、コメ中心の新潟にとっては羨ましい限りである。
十勝というブランドを守り、発展させるために上記の4方向から積極的に活性化を図っている。特にスマートアグリの取り組みなどは大規模農業のこれからを多いに発展させるであろうものだけに、新潟としても技術連携など大いに魅力があるものと判断する。
農産品の輸出については、まだまだこれからであると思われるが、シンガポールを起点とし、アジア新興地域へ向けた加工食品の売り込みなど方向性は間違っていないと判断する。
若手への海外派遣制度など、先進的な制度にもチャレンジしており、若手企業家のモチベ
ーション向上には大変いい制度であると思う。

フードバレーという文言は同じであるが、十勝の方が残念ながら地に足がついている。地元発信型の取り組みのような気がしてならない。なぜなのか。その置かれている立場は違うが、地元の実情にあった施策を打っている。地域に本当に危機感がある。その違いだろうか。

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